いよいよ開店が近づいてきた新店舗
Bar Vivre ヴィーヴル
今回は新店のコンセプトを記します。
ショップカードの下にもあるように、店名の由来はフランス語の「art de vivre アール ド ヴィーヴル」という言葉になります。
直訳すると 「art =芸術」 、「Vivre= 生き方、 暮らし」という意味で 合わせて、「暮らしの芸術 。」
フランス人は正しいとか間違っているではなく、私にとっての好きを選んで、暮らすことに意義がある。という意味でこのart de vivreが使われているようです。その言葉は私の神髄にフィットしました。
私は若かりし頃、背伸びの気持ちもありましたが、Bar に行くことが好きでした。
知らないお酒を初めて飲むときはワクワクし、
カクテルを作ってもらう所作に見惚れていました。
何より、Bar に漂う落ち着いた緊張感が心地良く、そこでゆっくりと過ごす事でリラックス出来ました。
Bar Vivre では、「バーテンダーとしてのVivre=生き方」、ずっと温めてきた、好きなBar の空間を作りたいと思っております。
それは、
「あらゆるしがらみから解放され、ホッと出来るBar 」
Bar に寄って、家に帰る前、職場や同僚、友人、恋人、家族、の前での顔を、ネクタイを緩めるように脱ぎ捨てて、フラットになれる場所。
オーセンティックというカテゴライズではなく、
大人がゆったりと美味しく、ゆるやかに過ごせるBar をコンセプトにお店作りをしていきたいと考えております。
その為にBar Vivre では1930年代のアンティークチェアーを集めました。
ブビンガの一枚板、カウンターの両端には同じくアンティークのキャンドルスタンドがあり、暗がりの中、灯る予定です。
バックバーにはメインの物として、より古い、1900〜10年代のミラーバックサイドボードを選びました。
左右には1930年代のドームブックシェルフとグラスキャビネット。
永年の夢であった、アンティーク家具に囲まれたBar を作る事が出来ました。
私にとってのart de Vivre
11月28日水曜日、開業に良いとされている天赦日にグランドオープン致します。
最後に、15年目まで続けて来た長男である
「Bar ILLUSIONS イリュージョン」
歴代スタッフと共にここまでの結晶があり、
何より皆様に出会えたことで、このように新しい扉を開くことが出来ました。
その事に最大の感謝の気持ちがございます。
綺麗事ではなく、決して忘れてはならないと肝に命じております。
お店それぞれの個性は違えども
イリュージョンの良さ、安心感も大切にしていきます。
皆様何卒、両店のご愛顧の程を宜しくお願い申し上げます。
Bar Vivre ヴィーヴル 店主 高橋 学